中国語の文法について

英語と日本語とでは文章の語順が大きく違いますが、中国語の場合はどうなっているのでしょうか?

中国語と日本語との違い

基本的な文章の構成

中国語の語順は英語と同じで 「主語、述語、目的語」 の順番となります。

 

日本語の「てにをは」が存在しない

日本語では、「てにをは」 を使って品詞の関係を表しますが、中国語にはこれらのものは存在していません。

 

品詞の関係は、語順で表現されます。

 

中国語と英語との違い

英語の場合は、主語が単数であるか、複数であるか、又は時制によって動詞も変化します。

 

助動詞と組み合わせることによって感情を表すことも可能です。

 

また仮定法などのばあいを考えてみても、動詞が大きな役割を担っているというのが英語の特徴と言えるでしょう。

 

一方中国語の場合は、英語のような動詞の変化はありません。

 

時制の違いや、単数・複数なども関係ありません。

 

中国語の場合は、過去を表す副詞や修飾語などの存在で、文章の時制などが決まります。

 

但し、動詞の後ろに 「過」、「了」、「着」 などをつけて、過去の経験や完了形、進行形を表現する場合もあります。

 

中国語で最も大切な語順!

日本語の場合は少々語順が違っても 「てにをは」 で主語・目的語等を判別することが出来ますが、中国語の場合は語順で判別されるため、語順を間違えてしまうと全く意味が違ってくる事もあり得ます。

 

中国語の文章は、「主語」、「述語」、「目的語」 の順になっているので、英語と似ていると言われていますが、長い修飾詞を修飾される単語の前に置くところなどは、日本語と同じですので、あまり先入観は持たない方が良いかもしれませんね。

 

また日本語のように男言葉や女言葉などの違いもありませんし、敬語的な表現も日本語のように複雑なものはないようです。

 

中国語の文法については、基本的なところはしっかり身につけておく必要があると思いますが、中国語で早く会話が出来るようになるためには、やはり発音の練習に一番時間をかけて練習をする必要があるのではないでしょうか。

 

以下の動画で、「中国語の語順」 について解説していますので参考にして下さい。